パーソナルスペースって聞いたことあるけどなに?
HSPにはパーソナルスペースが大切なの?
HSPとして、日常生活の刺激の絶え間ない慌ただしさによって、圧倒されることはありませんか?
わたし自身、あまりにも刺激が多いと疲れることがあり、少しでも対処するために『パーソナルスペース』を意識して行動しています。
パーソナルスペースはHSPにとって特に重要な役割を果たします。
一般的な人よりも感受性が高く、外部の刺激により強く影響を受ける傾向があるため、自己の感情や身体的な快適さを保つために、パーソナルスペースを保つことが不可欠です。
HSPの個々のニーズに合わせて適切なパーソナルスペースを確保することは、より充実した日常生活を送るために欠かせない要素となるでしょう。
今回は、刺激の連続から逃れることができるパーソナルスペースの重要性についてご紹介します。
この記事でわかること
- HSPにとってのパーソナルスペースの重要性
- パーソナルスペースの作り方
HSPとパーソナルスペース
HSPとは
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略でHSP( エイチ エス ピー )
HSPの4つの特徴DOES(ダズ)を用いて、騒音や匂い、明るさなどの刺激に敏感に反応したり、他人の感情に共感しやすかったりする傾向がある気質のことを言います。
パーソナルスペースとは
個人が人との距離を保ち、自己の身体的および感情的なプライバシーを守るための領域であり、個性や安心感を確保するために重要なものです。
身体的なパーソナルスペースは、人が近づくと不快感を感じる領域であり、心理的なパーソナルスペースは、感情や思考に関連する領域です。
人との適切な距離を保つことで、ストレスや感情的な負荷を軽減することもできます。
パーソナルスペースは個人によって異なりますが、個人が人との距離を保ち、自分の個性や安心感を確保するために重要な空間となっています。
HSPにパーソナルスペースが必要な理由
HSPにパーソナルスペースが必要なのは、他の人よりも刺激に敏感であるためです。
様々な環境の刺激に過剰に反応し、感情的な負荷を感じることがあります。
そのため、パーソナルスペースは重要な保護壁となります。
パーソナルスペースを確保することで、HSPは外部の刺激から距離を置き自己を守ることができます。
パーソナルスペースは安心感とプライバシーを確立し、自分自身を回復するための重要な手段となっています。
また、HSPは人の感情やエネルギーに敏感であり、人との間に適切な距離を保つことで過度な負荷やストレスを回避することができます。
パーソナルスペースは自身を守り、感情的な浸透を防ぐための安全な領域でもあります。
パーソナルスペースは自己ケアを行うための場所となり、自分のペースでリラックスしエネルギーを回復することができます。
HSPにとってのパーソナルスペースの大切さ
上記でなぜ大切なのかを少し触れましたが、もう少し詳しくお話ししていきます。
刺激の過負荷を避けるための役割
パーソナルスペースはHSPが刺激の過負荷を避けるために重要な役割を果たします。
HSPは他の人よりも刺激に対して敏感であり、外部からの情報や感情の洪水によって負荷を感じることがあります。
パーソナルスペースを確保することで、HSPは自分を保護し感情的なバランスを保つことができます。
人との適切な距離を保つことで人の感情やエネルギーの浸透を防ぎ、自分の感受性を守ることができ、安全な領域となり刺激の過負荷から身を守るためのバリアとなります。
パーソナルスペースを保つことによって、HSPは過度の刺激によるストレスや過負荷を回避し、自己の安定を維持することができます。
HSPにとってパーソナルスペースは、刺激の過負荷を避けるために重要な役割を果たし、感受性を守り、感情的なバランスを保つための安全な領域となっています。
感情の処理と思考の整理に必要な時間と空間
HSPは他の人よりも刺激に敏感であり、感情や情報を深く受け止めるため、感情の処理と思考の整理には時間と空間が必要となってきます。
他人の感情を深く受け止める傾向があり、それには時間が必要です。
時間をつくることで感情を受け入れ、自己と向き合うことができるようになります。
また、思考の整理にも時間と空間が必要です。
HSPは情報を深く処理し繊細な思考を持つ傾向があるため、物事をよく考え情報を整理するために静かな場所や集中できる環境が必要となります。
外部の刺激が少なく自己に集中できる空間を確保することで、思考を整理し洞察力を得ることができます。
HSPにとって感情の処理と思考の整理には時間と空間が必要です。
時間の確保と静かな環境は、感情を受け入れ思考を整理するための重要な要素となるのです。
外出先でのパーソナルスペースの作り方
家ではパーソナルスペースを気にすることなく過ごすことができますが、外に出ると自分で意識してとらないと、窮屈になってしまいます。
そこでわたしが普段から行っている意識的にパーソナルスペースをとる方法をお話しします。
刺激や情報を避ける
外出先や公共の場では、外部からの刺激や情報が感受性や処理能力を超える状態になってしまうこともあります。
刺激を制限するためにノイズキャンセリングイヤホンやサングラスなどを使用し外部の刺激を減らし、パーソナルスペースを保護することができます。
ノイズキャンセリングイヤホンを活用することで、周囲の音がきこえにくくなるので、周りの話し声や感情に左右されることなく自分だけの意識に集中することができます。
わたしのおすすめノイズキャンセリングイヤホンのNeoBuds Pro 2は騒音の多い環境で行動したく、外部の騒音を遮断したい人におすすめです。
特徴としては
- 最大50dBを低減する「ワイドバンドマルチチャンネルANC™」特許技術
- ハイレゾワイヤレス規格準拠、最大192kHz/24bit再生の高音質
- ヘッドトラッキング機能搭載の没入型360°空間オーディオ
- クリアな音声通話を実現「AI搭載スマートノイズキャンセリング」
- 最大22時間再生、15分の充電で2時間再生できる急速チャージ
- 自動的に音質を最適化する「マルチモード自己適応システム」を搭載
なるべく人が少ない場所を見つける
公共の場には人や音の活気があり、刺激が多いことがあります。
- 公園の一角
- 図書館の静かなスペース
- 穏やかなカフェ
など人通りが少なく落ち着いた場所を見つけることが重要です。
また、人混みを避けるために人の流れと逆方向に進むことも効果的です。
一般的に人は特定の方向に集まりますが、逆方向に進むことで比較的空いている場所を見つけることができます。
これにより他の人から距離を置き、パーソナルスペースを確保することができます。
HSPのパーソナルスペースのメリット・デメリット
パーソナルスペースを意識的に確保することでいいこともありますが、デメリットもでてきてしまいます。
メリット
- 心身のリフレッシュ:パーソナルスペースは、HSPが外部の刺激から離れて心身をリフレッシュできる場所です。 静かな環境や自分自身との時間を持つことで、感情の安定やストレスの軽減が促進されます。
- 刺激の調整:パーソナルスペースを確保することで、HSPは刺激を調整し過剰な過刺激を回避できます。自分に合った環境や刺激量を選ぶことで、感受性をコントロールしバランスを保てます。
- 思考と創造性:パーソナルスペースは、個人の思考や創造性を活性化する環境です。静けさや集中できる場所であれば、HSPは内省やアイデアの発想に集中しやすくなります。
デメリット
- 社会的な問題:一般的な社会や公共の場では、パーソナルスペースを確保しにくい場合があります。人混みや騒音が多い場所では、HSPは過剰な刺激を受けやすくストレスを感じることがあります。
- 孤独感:HSPは自分のパーソナルスペースを大切にする傾向があるため、人との距離を保ちたいと思うことがあります。しかし、これが孤立感を生み社会的な繋がりを制限する可能性があります。
- 機会の制約:一部の場面では、人と密接に関わる必要があります。パーソナルスペースの要求が強いHSPは、このような機会を避ける傾向があるため、成長や経験の機会が制約される可能性があります。
HSPにとってパーソナルスペースは、心身の安定や感覚受容性の調整、自己の表現や創造性の促進など、多くのメリットがあります。
しかし、社会的な制約や孤立感、機会の制約といったデメリットも存在します。
パーソナルスペースの重要性と心身のリフレッシュ:まとめ
今回は『パーソナルスペースの重要性と心身のリフレッシュ』についてお話しさせていただきました。
HSPにとってパーソナルスペースとは
個人が他人との距離を保ち、自己の身体的および感情的なプライバシーを守るために重要なものである。
HSPは様々な環境の刺激に過剰に反応し、感情的な負荷を感じることがあるため、パーソナルスペースは重要な保護壁となっていて、確保することで外部の刺激から距離を置き自己を守ることができる。
パーソナルスペースの役割としては
- 刺激の過負荷を避けるための役割
- 感情の処理と思考の整理に必要な時間と空間
がありました。
わたしは”刺激や情報を避けること”と”なるべく人が少ない場所を見つけること”を意識して、パーソナルスペースを意図的に作っていることもお話ししました。
パーソナルスペースを意識することにより、外出時の人との距離に不快な気持ちになることなく、過ごせるようになっていければ気持ちがラクになれるのかと思います。
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