HSP元保育士が語る保育士の仕事の大変さ【日常の悩みやストレス管理法】

わたしは以前保育士として幼稚園や保育園で働いていました。

子供が好きで保育士になりましたが働いてみると大変なことが多く、今は保育士としては働いていません。

保育士として働いているときには自分がHSPであることを知らなかったのですが、今思うとあんなに気を使っていたのは、わたしだけだったのではないかと思うぐらい気を使って疲れていました。

保育士の仕事は、子供たちの未来を形作る貴重な役割を果たす一方、日常的にさまざまな困難に立ち向かう必要がありますが、その中には特に繊細な心を持つHSPとしての保育士も少なからず存在します。

この記事では、HSP元保育士であるわたしの経験を通じて、HSP保育士として日常業務で大変だと感じたことなどをお話ししながら、ストレス管理方を紹介していきます。

この記事でわかること

  • HSP保育士としての大変だと感じたこと
  • ストレス管理や自己ケア
目次

HSPとは

HSPとは

Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略でHSP( エイチ エス ピー )

HSPの4つの特徴DOES(ダズ)を用いて、騒音や匂い、明るさなどの刺激に敏感に反応したり、他人の感情に共感しやすかったりする傾向がある気質のことを言います。

保育士としての役割とHSP

保育士としての役割は、子供たちの育成と発達を支援すると同時に、教育的な指導や心のケアを提供することです。

しかし、この大切な仕事にHSPとしての特性が組み合わさることで、さまざまな複雑な心理が生じることがあります。

HSPは、繊細な感受性と強い共感力を持ちます。

保育士としての役割では、子供たちとの深いつながりや感情的な交流が求められますが、同時に刺激に対する過敏な反応や感情の強さが、日常業務に影響を与えることがあります。

子供たちの喜びや悲しみに共感する一方で、過度の刺激による疲労や感情のコントロールの難しさが、ストレスとして現れることもあります。

このような状況下で、HSP保育士は自分の感情と向き合いながら、子供たちのケアに真剣に取り組む必要があります。

感受性の高さを活かして子供たちのニーズを的確に理解し、繊細な心で接することが大切ですが、同時に自己ケアやストレス管理のスキルも必要です。

ゆう

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わたしも現場で働いている時に何度か転職をしました。

転職する際には学生時代の友人を通じて職場を紹介してもらうこともありましたが、なにかあった時に辞めにくいこともあり、転職の大変さを感じました。

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HSP保育士が抱える問題点

過刺激への敏感さと疲れ

HSPは、環境からの刺激に対して非常に鋭敏な反応を示すため、日常的な刺激が一般の人よりも強く影響を及ぼすことがあります。

保育士の業務は子供たちとの対話や活動、音など様々な刺激が含まれますが、HSPの特性を持つ人はこれらの刺激に対して過剰な反応を示すことがあります。

たとえば、賑やかな子供たちの声や周囲の音、急な変化などが刺激過多となり、身体的な緊張や不安を引き起こすことがあります。

この過刺激への敏感さが持続すると、時間の経過とともに疲労感が増していくことがあります。

保育士は子供たちの安全と幸福を保つために常に敏感な状態でいる必要があり、それに伴う心理的なストレスと体力の消耗がHSPの保育士にはより顕著に現れることがあります。

感情の強さと共感の負担

HSPは感受性が高いため、自分の感情だけでなく、周囲の人の感情にも敏感に反応します。

この特性が、保育士としての仕事においてさまざまな面で影響を及ぼすことがあります。

保育士は子供たちと接する際に、喜びや悲しみ、不安などの感情を共有し、共感することが求められます。

しかし、HSPの保育士はその感情の強さゆえに、子供たちの感情に過度に共感してしまうことがあります。

その結果、子供たちが抱える感情を受け入れる一方で、自分の感情をコントロールすることが難しくなり、精神的な負荷が増大することがあります。

さらに、共感の負荷もHSP保育士にとって大変だと感じる要因です。

子供たちが抱える悩みや問題に対して深く共感するため、その重さを自分も感じてしまうことがあります。

これにより、感情的な負担や心の疲労が蓄積され、仕事と生活のバランスを保つことが難しくなる可能性があります。

HSP保育士が感じる日常業務でのストレス

グループでの活動や騒音

HSP保育士が直面する日常業務の中での一つ目のストレスは、グループでの活動や騒音に対する耐性の限界です。

保育士は子供たちをグループで指導し、共同の活動を行うことが多いですが、HSPの特性を持つ人にとっては、これにはいくつかの困難が伴うことがあります。

例えば、子供たちが一堂に集まって活動をする際、騒がしい環境や賑やかな声、動きの速さなどが発生します。

これは通常の状況であるにも関わらず、HSPの保育士にとっては耐え難い刺激となることがあり、騒音や刺激の過多は、感受性を刺激し、疲労やストレスを引き起こすことがあります。

長時間にわたるグループ活動や賑やかな環境では、集中力が低下し、ストレスが増加することがあります。

また、自分の感情や状態をコントロールすることが難しくなるため、感情的な反応や疲れが生じることもあります。

急な変化や予期せぬ事態への対応

HSP保育士が日常業務で直面するストレスのもう一つは、急な変化や予期せぬ事態への対応です。

保育士の仕事は子供たちの予測不能な行動や状況に対応することが求められるため、HSPの特性を持つ人々にとってはストレスや困難が生じることがあります。

例えば、予定外のトラブルや子供たちの急な気分の変化、予測できない状況の発生など、保育士は日常的に変化に富んだ環境で働く必要があります。

しかし、HSPの人々は変化や不確実性に対して過敏な反応を示すことがあり、予期せぬ事態への適応が難しいことがあります。

急な変化や予期せぬ事態に対処する際、HSP保育士は感情の波に乗り越えつつ冷静で柔軟な対応を求められます。

感受性が高いため、ストレスや緊張がすぐに感じられ、自分の感情をコントロールすることが難しくなることもあるため、即座に適切な判断を下すことや状況に適切に対応することが難しい場合があります。

ストレス管理や自己ケア

女の人だけの職場や保護者の対応、急な予定変更などで毎日ストレスを感じることが多くありますよね。

HSP保育士としてのストレス管理や自己ケアはとても大切になってきます。

  • 休息とリラックス: 日々の仕事や刺激から離れる時間を確保しましょう。静かな場所でリラックスするか、趣味や興味を持つ活動を楽しむことでリフレッシュできます。
  • 身体的なケア: 健康的な食事、十分な睡眠、運動などを心掛けましょう。身体の健康が精神的なバランスにも影響を及ぼします。
  • 優先順位の設定: すべてを完璧にこなす必要はありません。優先順位を設定し、必要なことに集中することで、無理なストレスを避けられます。
  • 感情を認識する: 自分の感情を理解し、受け入れることが大切です。感情を無視せずに、その感情がどのように影響を及ぼしているのかを意識的に考えてみましょう。
  • メンタルヘルスのケア: 心理療法やカウンセリングを受けることで、感情やストレスの管理方法を学ぶことができます。プロの支援を受けることは大変効果的です。
ゆう

これらのケアを取り入れることで、HSP保育士はストレスを管理し、自己ケアを行う能力を向上させることができます

HSP元保育士が語るリアル:まとめ

今回は『HSP元保育士が語るリアル』についてお話しさせていただきました。

HSP保育士として大変だと感じたことは

  • 過刺激への敏感さと疲れ
  • 感情の強さと共感の負担

があり、それに伴うストレスとしては

  • グループでの活動や騒音
  • 急な変化や予期せぬ事態への対応

でした。

ストレス管理方法は

  • 休息とリラックス
  • 身体的なケア
  • 優先順位の設定
  • 感情を認識する
  • メンタルヘルスのケア

があり、わたしの一番のおすすめは趣味を楽しむことで、休日や帰宅後に趣味に没頭する時間を作ることができるといいと思います。

保育士として働くことだけでも大変なことですが、HSPだと大変さがより増えると感じました。

職場の環境や周囲への気配り、子供だけではなく保護者への対応など気にしなくてはいけないことが多くあるので、帰宅後も仕事のことで頭がいっぱいになってしまうことがあると思いますが、少しでも自分の時間が持てるようになると、ラクになるのかなと思います。

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この記事を書いた人

敏感だけど自分らしく楽しく過ごしていけるように試行錯誤中。

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