HSPとして苦手だと感じること

わたしは自分がHSPと気がついてから4年ほど経つのですが、人よりも苦手だと感じることが多くあります。

HSPは、繊細な感受性と深い感情を持ち合わせていて、他の人が見逃す微細なニュアンスに敏感に反応できる一方で、日常生活で苦手と感じることも少なくありません。

苦手な音も多いし、苦手な環境も多い。

新しい環境に身を置くとき、大きな人混みに立ち並ぶ場所に足を踏み入れるとき、あるいは他者からの辛辣な批評に直面したとき、HSPは感受性が高いために深いストレスを感じることがあります。

また、時間に追われる社会で、ゆっくりと物事を考えるHSPにとって、急かされることや急なスケジュール変更も大きなストレスとなり、予測不能な変化に対処することは、精神的な負担をもたらします。

しかし、苦手なことを理解し、適切なサポートと自己ケアを取り入れることで、HSPは自分自身と向き合い、日常生活においてもっと快適に過ごす方法を見つけることができます。

このブログでは、HSPの苦手なことへの理解を深め、より心地よい生活を送るためのヒントやアドバイスをお届けします。

目次

HSPとは

HSPとは

Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略でHSP( エイチ エス ピー )

HSPの4つの特徴DOES(ダズ)を用いて、騒音や匂い、明るさなどの刺激に敏感に反応したり、他人の感情に共感しやすかったりする傾向がある気質のことを言います。

HSPが苦手と感じること

HSPのわたしが苦手だと感じることは細かく話すとキリがないのですが、大まかに4つあります。

急かされたりする”タイムプレッシャー”

感情を深く感じ、情報をより繊細に処理するため、時間に対する意識や時間的制約によってストレスを感じやすいことがあります。

これを「タイムプレッシャー」と呼びます。

タイムプレッシャーは、時間に余裕がなく、急いで物事をこなさなければならない状況に直面することで発生します。

HSPはゆっくりと物事を考える傾向があるため、急なスケジュール変更や期限の厳しい状況に対応するのが難しいことがあります。

タイムプレッシャーによってHSPが感じるストレスは、さまざまな要因によって引き起こされます。

まず、急いで行動することが感情的な面での負担となります。

感受性が高いため、思考や感情の整理が追いつかず、混乱や焦りを引き起こします。

つぎに、HSPは詳細に注意を払い、細かい点を見逃すことが少ない傾向があります。

そのため、時間の制約がある状況では、完璧さを求めるあまり、時間がかかってしまうことがあります。

さらに、タイムプレッシャーは心身に影響を与えます。

ストレスホルモンの分泌が増加し、不安感や緊張感が高まることで、作業の質や効率が低下する可能性があります。

長期間にわたってタイムプレッシャーが続くと、疲労集中力の低下身体的な不調の原因となることもあります。

過度な刺激

過度な刺激とは、光、音、香り、感情的な刺激など、日常生活で我々が直面するあらゆる感覚情報の増加や強度のことです。

HSPは一般的に他の人よりも感覚器官が繊細であり、より多くの情報を受け取ることができます。

その結果、普通の人が気にも留めないような刺激でも、HSPにとっては非常に強い影響を及ぼすことがあります。

例えば、騒音の場合、普通の人がそれほど気にならない音でも、HSPにとっては大きなストレス源となることがあります。

また、人混みや刺激的な環境での長時間の滞在も、HSPにとっては疲れや不安を引き起こすことがあります。

さらに、感情的な刺激に対してもHSPは敏感です。

他の人の感情に共感する能力が高い一方で、他の人の負の感情やストレスを取り込んでしまうこともあります。

これにより、自分自身の感情と他者の感情を区別することが難しくなり、精神的な負担を感じることがあります。

批判や否定的なことへの傷つきやすさ

HSPは他者の感情に敏感であり、共感力が高い一方で、自分自身の感情も深く受け止めます。

そのため、他人からの辛辣な批評や否定的なことが、より強く心に響いてしまい、他の人が軽く受け取るようなことでも、HSPにとっては傷つくことがあります。

また、HSPは一般的に自己評価が低く、自分を厳しく評価する傾向があります。

そのため、自己否定の感情が強くなりやすく、批判を受けることで自分自身を否定してしまうことがあります。

さらに、他人とのコミュニケーションにおいて、HSPは非言語的なサインや微妙なニュアンスにも敏感です。

相手の表情やトーンから感じ取った否定的な意図が、より強く自分に向けられているように感じられることもあります。

批判や否定的なことに傷つきやすい傾向を持つHSPにとって、人間関係や社交的な場面がストレスの要因になることがあります。

これにより、自己防衛のために自分を閉じ込めたり、人との関わりを避けたりすることもあるかもしれません。

新しい環境や社交場面

新しい環境に身を置くことは、HSPにとって刺激が多く情報量が増えるため、感覚的なオーバーロードを引き起こすことがあります。

その結果、新しい場所や場面で警戒心を強め、自己防衛の姿勢をとることがあります。

これは、自分の居場所を見つけるのが難しいと感じるために起こることもあります。

また、社交場面においてもHSPは苦手意識を持つことがあります。

人混みや社交的な場所では、感情や刺激が強く交錯し、HSPは過刺激を受ける可能性が高まります。

人とのコミュニケーションも緊張を引き起こす要因であり、他者の感情や反応に敏感になるため、自分自身の表現やコミュニケーションが難しくなることがあります。

新しい環境や社交場面でのHSPの苦手意識は、自己主張が苦手なため他の人と比較して自己評価が低くなることも影響しています。

他の人が楽しんでいる場面で、HSPは自分に合わせられないと感じ、孤独や不適応を感じることがあります。

苦手なことに対しての自己ケア

HSPが苦手なことに対しての自己ケア方法は、ストレスを軽減し、心身のバランスを保つために重要となってきます。

  • 自己理解と自己受容:自分がHSPであることを理解し、受け入れることが大切です。自分の感受性が高いことを否定せず、個性として受け入れることで、自己肯定感が高まり、苦手なことに対処する自信を持つことができます。
  • 過刺激を回避する:過度な刺激がストレスを引き起こすことがあるので、できる限り過刺激を回避するように心がけましょう。静かな場所に逃れる、時間を設けて一人で過ごすなど、自分のペースを大切にすることが重要です。
  • リラックス法の実践:ストレスを軽減するために、リラックス法を取り入れることが効果的です。深呼吸や瞑想、ヨガなど、自分に合ったリラックス法を見つけて定期的に実践しましょう。
  • 限度の設定:自分の心と身体を守るために、適切な限度を設定することが重要です。他人の感情やエネルギーを過度に受け止めないようにし、自分のペースを保つために必要な休息や時間を確保しましょう。
  • 自己肯定感を高める:自己肯定感を高めることで、他人の評価に左右されずに自分を受け入れることができます。自分の良い面や成果を振り返り、自分に対するポジティブな意見を持つようにしましょう。
  • グループ活動を調整する:社交的な場面やグループ活動が苦手な場合、参加する頻度や人数を調整することでストレスを軽減できます。少人数のグループで活動する、自分のペースで参加するなど、自分に合った方法を見つけてください。
ゆう

焦らず少しずつ取り入れることで、より心身のバランスを保ちながら、充実した日常生活を送ることができるでしょう

HSPとして苦手だと感じること:まとめ

今回は『HSPとして苦手だと感じること』についてお話しさせていただきました。

わたしが苦手だと感じることは

  • 急かされたりする”タイムプレッシャー”
  • 過度な刺激
  • 批判や否定的なことへの傷つきやすさ
  • 新しい環境や社交場面

がありました。

苦手なことに対しての自己ケアは

  • 自己理解と受容
  • 過刺激を回避する
  • リラックス法の実践
  • 限度の設定
  • 自己肯定感を高める
  • グループ活動を調整する

を行うことが効果的です。

わたし自身、苦手だと感じることが多く困っていますが、今の自分でもできる対処や自己ケアを行うことで少しずつ気持ちの面で、余裕が出てきたのではないかと思っています。

少しずつでも、できることから始めることをおすすめします。

今回の記事を読んで共感してもらったり、自分だけじゃないんだと思ってくれたら嬉しいです。

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この記事を書いた人

敏感だけど自分らしく楽しく過ごしていけるように試行錯誤中。

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