HSPと記憶力【敏感な人々の思考を考える】

何に対しても覚えることが苦手で困ることが多い…

わたしは覚えることが苦手で学生の頃の暗記系のテストや、社会にででからもお客さんの名前を覚えるのに苦戦しました。

みなさんの記憶力は一般の人々と比べてどうでしょうか?

感受性の高さによって情報をより深く処理するHSPの人には、記憶力に関して独特な特徴が存在するようです。

今回は、HSPの記憶力について考え、その関連性や影響要因、記憶力を向上させる方法について探っていきます。

目次

HSPとは

HSPとは

Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略でHSP( エイチ エス ピー )

HSPの4つの特徴DOES(ダズ)を用いて、騒音や匂い、明るさなどの刺激に敏感に反応したり、他人の感情に共感しやすかったりする傾向がある気質のことを言います。

HSPは、感覚的な情報をより深く処理する傾向があるため、記憶力には独特な特徴や関連性が存在します。

情報を詳細に注意深く処理する能力を持っていて、情報を繊細に分析することができます。

この深い情報処理の特性により、HSPは情報をより鮮明に覚え、詳細に思い出すことができる傾向があります。

さらに、HSPは感情的な刺激と記憶の関連性が強い場合があります。

感情的な体験や情報をより強く受け止め、それが記憶に深く刻まれることがあります。

HSPの記憶力は情報の詳細な処理と関連性、感情的な刺激との結びつきが特徴として挙げられます。

また、個別の経験や状況によって異なる記憶パターンを示すこともあります。

HSPと記憶力

全てのHSPが覚えることが苦手というワケではないと思いますが、覚えることが苦手と感じるHSPがなぜ一定数存在するのか、わたしの経験談を交えながらお話ししていきたいと思います。

わたしの経験談

  • 幼稚園で仕事していたときには、新学期になってすぐの頃、お迎えに来た親がどの子の親なのかがわからないことがあり、「早く覚えなきゃ」と毎日必死で覚えていましたが、とてもストレスを感じていました。
  • アパレル関連で仕事をしていたときには、何度か来店しているお客さんが来店すると「〇〇さん、お久しぶりですね!」とすぐに顔と名前が一致する店員がいたり、前回買った商品を覚えている店員がいたりして、「なんでわたしはこんなにもお客さんの顔や名前が覚えられないのだろうか」と悩んだことがありました。
  • 学生時代に飲食店でバイトをしていたときには、レジの閉め作業を覚えるのがとにかく苦手でした。お金が絡んでくることなのでミスしてはいけないという思いが強く現れてしまい、とてもストレスがかかるため、「できればやりたくない」と毎回思っていました。
  • 高校時代に某有名飲食店でバイトをしていたときには、覚えるために雑誌の厚さぐらいの本を渡されて、家で覚えてくるように言われたのですが、覚えることがあまりにも多すぎてストレスになり、その飲食店のCMすら拒否反応を示すぐらいになってしまい、あまり長く仕事を続けられませんでした。
ゆう

この他にも、覚えることに関して苦手意識やストレスを感じる場面が多くありました

覚えるのが苦手な理由

HSPが記憶するのに苦手意識を持つ理由は、いくつかの要素が絡んでいます。

  • 過負荷感:HSPは外部刺激に敏感であり、情報の過負荷を感じやすい傾向があります。多くの情報や刺激が同時に入ってくると、処理や記憶の困難さを感じることがあります。
  • 繊細な情報処理:HSPは情報を詳細に注意深く処理する傾向があります。そのため、他の人よりも時間やエネルギーをかけて情報を取り込み、整理する必要があります。このプロセスが繊細で時間がかかるため、一部のHSPは自分の記憶力に不安を抱くことがあります。
  • 忘れることへの反応:HSPは感受性が高いため、自分が何かを忘れたり思い出せなかったりすることに敏感です。忘れることや記憶力の一時的なブランクが起きると、自己評価や自信に影響を与える可能性があります。これにより、記憶に対して苦手意識を抱くことがあります。
  • 非効率な環境:HSPは刺激に敏感なため、静かで集中できる環境が必要です。しかし、騒々しい環境や多くの刺激が存在する場所では、情報の取得や記憶のプロセスが妨げられる可能性があります。

これらの要素により、一部のHSPは記憶に対して苦手意識を持つ傾向があります。

HSPの記憶力への影響とは

HSPが記憶することに対して、負担や刺激などの影響をうける可能性があります。

過負荷とストレス

記憶することに対しての過負荷とストレスは、外部刺激に敏感なHSPにとっての情報過多や刺激の強さによる負荷です。

多くの情報や刺激が同時に入ってくると、処理や記憶に困難を感じ過負荷を経験します。

また、感受性の高さからストレスもより強く影響します。

小さな刺激でも強いストレス反応を示し、心身のバランスを崩し記憶力に悪影響を与える可能性があります。

情報処理の繊細さ

情報を詳細に注意深く処理する傾向があり、細部に敏感な観察力を持っています。

この繊細さは、情報の取得や記憶のプロセスに時間とエネルギーを要することを意味します。

情報を深く理解するために情報の整理や分析に取り組み、意味や関連性を探求します。

しかし、同時に情報の過負荷や情報の不明瞭さに敏感であり、情報が混乱すると処理や記憶が困難になることもあります。

注意喚起と気づきの過敏さ

環境の細部に敏感であり、情報や出来事に鋭敏に反応します。

これにより、普通の人よりも細かい変化やパターンに気づく傾向があります。

感受性の高さは記憶の形成と結びつくことがあり、感動的な出来事や感情的な情報は、より長く記憶に残りやすい傾向があります。

一方で、この注意喚起と気づきの敏感さは、HSPが忘れやすい要素にもつながる可能性があります。

情報や刺激が多く、繊細に処理されるため、重要な情報や出来事を見逃すことがあります。

また、ストレスや感情の影響も記憶力に影響を与えることがあります。

HSPの記憶力の向上方法

わたしは記憶力を高めるためには自己流で行動するよりも、なぜ記憶できないのかを理解しながら覚えていったほうが、記憶力が高まるのではないかと思っています。

アクティブラーニング

アクティブラーニングでは、受動的に情報を受け入れるだけでなく、自身の思考や行動を通じて積極的に関与することが重要です。

自分自身が情報を再構築し、問題解決や実践に取り組むことで、より深い理解と記憶が生まれます。

アクティブラーニングでは、次のような方法を活用することが効果的です。

  • 自身の言葉で再構築する: 学んだ情報を自分自身の言葉で再構築することで、記憶の定着が促されます。学んだ内容を要約し、自分なりの言葉で表現してみましょう。
  • 問題解決や実践に取り組む: 学んだ知識や情報を実際の問題解決や実践に活かすことで、理解が深まります。具体的な課題やシナリオを設定し、実践的な取り組みを行いましょう。
  • 実験や体験を通じた学び: 実験や実体験を通じて、直接的な経験を積むことで記憶の定着が高まります。実際に手を動かしたり、体験を通じて学びを深めましょう。

さまざまなアクティブラーニングの手法を組み合わせて取り入れ、自分に合ったスタイルで実践してみましょう。

ストレス管理

ストレス管理は個人によって異なる効果的な方法があります。

自身のストレス反応や発散方法を理解し、日常的にストレス管理の手法を実践することで、ストレスによる影響を軽減し、記憶力を向上させることができます。

  • 日々の自己ケア: 自分自身に対するケアを怠らず、バランスの取れた生活を送ることが重要です。十分な睡眠、栄養の摂取、適度な運動などを心掛けましょう。
  • ストレスフルな状況の回避: 自分にとってストレスフルな状況や環境を可能な限り避けることが大切です。自分の限界を知り、無理をせずにストレスを軽減しましょう。
  • タイムマネジメント: スケジュール管理や優先順位の設定を行い、時間的なプレッシャーを軽減しましょう。余裕を持ったスケジュール作成やタスクの分割などが有効です。
  • 自己表現やストレス発散の方法: 自分自身の感情やストレスを上手に表現し、発散する方法を見つけましょう。趣味や創造的な活動、書き込み、アート、音楽などが助けになるかもしれません。

情報の整理と要約

情報の整理と要約は、情報の把握と記憶力の向上に大きく関係しています。

  • ノートを活用する: 学習や情報収集の際にノートを使いましょう。重要なポイントやキーワードを書き留めることで、情報の整理がしやすくなります。
  • 視覚的な整理ツールの活用: 視覚的な整理ツールを使用して、情報の関連性などを明確にします。視覚的なイメージを使うことで、情報の把握や記憶がしやすくなります。
  • 要約とまとめ: 学んだ情報を要約し、キーポイントや重要な要素をまとめます。情報を短く簡潔にまとめることで、記憶の定着が促されます。
  • 意味づけと関連付け: 学習した情報を自分の経験や既存の知識と関連付けることで、記憶が深まります。情報に意味を与え、自分自身と関連づけることで、記憶力が向上します。

自分自身の学習スタイルや好みに合わせて、効果的な整理と要約の方法を見つけて実践してみてください。

店舗経営者の方ができる”POSレジ”を使用した対策

わたしは人一倍覚えるのが本当に大変で、同じタイミングで入った人が覚えられていることを、自分は覚えられていないこともあったので、様々なところで仕事をしてきましたがとても苦労しました。

とくに覚えるのが苦手だったことは、レジ関係でアパレルで働いた時にも、飲食店で働いた時にもとても大変でした。

お金を管理するため、間違ってはいけないのと客さんを待たせてはいけないというプレッシャーで、余計に混乱していることがありました。

そのため、レジがもっと簡単になれば、もっと楽になれるのにとの思いが強くありました。

時代が進み、今は、POSレジが一般的になってきていますよね。

様々なところでPOSレジが使われていますがクラウド型POSレジ【スマレジ】月額固定費無料でカード決済導入!の【Square (スクエア)】、そしてお店の決済サービスとして【AirPAY】などがあります。

POSレジは飲食店からクリニックまで幅広い業態・業種に対応しており、シンプルで分かりやすいデザインで直感的な操作が可能となっています。

レジ作業で困っている従業員はたくさんいると思うので、店舗経営者の方にはぜひ【スマレジ】月額固定費無料でカード決済導入!の【Square (スクエア)】、【AirPAY】を使用して効率アップができるようにしてもらえればと思います。

ゆう

POSレジを体験利用したことがあるのですが、本当に便利でわたしが飲食店やアパレルで働いているときにもこんなレジが欲しかったと思ってしまいました

HSPと記憶力:まとめ

今回は『HSPと記憶力』についてお話しさせていただきました。

HSPが覚えるのが苦手な理由としては

  • 過負荷感
  • 繊細な情報処理
  • 忘れることへの反応
  • 非効率な環境

がありました。

記憶力の向上方法としては

  • アクティブラーニング
  • ストレス管理
  • 情報の整理と要約

があり、わたしがもっとも効果があると感じたのは”アクティブラーニング”でした。

他人事として覚えるのではなく、自分の思考や行動を積極的に関わるような考え方にすることで、通常よりも覚えやすくなってきます。

覚えることに対して強いストレスを感じる場合もあるため、焦らずに覚えられるようになれるのが良いのですが、実際にはそんなのんきなことを言ってる場合じゃないこともありますよね。

”覚えた際にとにかくメモをとり、その後に自分流でまとめる”というのができれば、覚えることに対して少しは抵抗がなくなるのではないのかなと思います。

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この記事を書いた人

敏感だけど自分らしく楽しく過ごしていけるように試行錯誤中。

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