なんかわからないけど外にでると常に人から見られてるような感覚になる…
わたしもその気持ちになることが多いのでとてもよくわかります。
HSPは、他の人よりも細かい変化やサインを感じ取りやすく、自分が常に他の人から見られているような感覚を抱くことがあります。
ではなぜHSPはこのような感覚を持つのでしょうか?
その理由は”情報処理のスタイルが他の人と異なる”と”自己認識や他人の反応に対する敏感さ”の2つがあるとされていてます。
そのため、HSPは自分自身の感じ方や行動について繊細な意識を持っており、他の人の視線や反応に敏感に反応することがあります。
この記事でわかること
- 他の人から見られている感覚のワケ
- 対処法について
HSPとは
HSPとは
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略でHSP( エイチ エス ピー )
HSPの4つの特徴DOES(ダズ)を用いて、騒音や匂い、明るさなどの刺激に敏感に反応したり、他人の感情に共感しやすかったりする傾向がある気質のことを言います。
わたしが常に人から見られていると感じるとき
人に見られていると感じるときは、買い物や仕事など家の外に出ているときにほとんど感じています。
仕事では常に誰かから見張られている感じがして、”ミスしたらどうしよう”と思うと集中できないことがあります。
また、お昼休憩の仕事をしている時間以外のときにも感じ、気にしすぎてお昼ご飯の味がわからないときもあります。
買い物や出掛けているときには、自分が見ている商品やカゴの中を見られているような感じがして、なんとなく気分がのらなくなって、途中で買い物をやめることもあります。
人から見られている感覚について
なんでこんなに周囲の目ばかりきにしてしまうのだろうかと思って、わたしなりにいろいろ考えてみました。
繊細な変化やサインを感じ取りやすい
HSPが繊細な変化やサインを感じ取りやすい能力に関係しています。
HSPは他の人よりも神経系が敏感であり、五感が研ぎ澄まされていて、感覚器官は、音や光、匂い、触覚、味覚などの刺激に対して非常に敏感に反応します。
例えば、微小な音や光の変化、微かな匂いの変化を察知することができます。
このため、周囲の環境の変化や人の微妙な表情や態度の変化にも敏感に気づくことができます。
また、HSPは情報処理のスタイルが他の人と異なります。
情報を深く処理し、繊細なニュアンスや詳細に敏感で、他の人が見逃すような微妙な表情の変化や言葉の裏の意味を感じ取ることができます。
さらに、感情の共鳴も強い特徴となり、人の感情に敏感に反応し、相手の感情を自分自身の感情として受け入れる傾向があります。
このような敏感さと情報処理のスタイルは、他の人から見られている感覚をもたらす要因となります。
HSPは周囲の人の表情や行動に集中し、自分が注目されていると感じることがあり、人の反応や評価にも敏感であり、自分自身を客観的に評価する傾向もあります。
これらの要素が組み合わさることで、HSPは常に他の人から見られているような感覚を抱くのです。
自己認識や人の反応に対する敏感さ
HSPは自己認識が高い傾向があります。
内省的であり、自分自身や自分の感情に対して繊細な意識を持っています。
これにより、自分自身の行動やパフォーマンスについて、他の人がどのように見ているかを意識することが多く、自分自身を客観的に評価し、人の目線に対して敏感になることで、常に他の人から見られているような感覚を抱くことがあります。
また、HSPは人の反応に対しても敏感で、微細な変化やニュアンスを感じ取ることが得意であり、人の表情や態度の微妙な変化にも敏感に反応します。
そのため、他人が自分をどのように見ているか、どのように反応しているかに対して敏感になることがあります。
例えば、他人が不満や不快感を抱いているかもしれないと感じると、自分自身に対する不安や疑念を抱くことがあります。
自己認識の高さと他人の反応に対する敏感さは、HSPが常に他の人から見られている感覚をもたらす要因となっていて、他人の評価や批判に敏感に反応し、自己評価に影響を受けることがあります。
このような感覚は、ストレスや不安を引き起こすことがありますが、一方で人のニーズや感情に対して敏感になることで、人間関係の質を高めることもできます。
常に人から見られている感覚への対策
なぜ人から見られている感覚になるのかがわかったので、対策や対処法などをお話ししていきます。
自己認識と自己受容の向上
自己認識の向上はHSPが自身の特性や感じ方を理解するために必要です。
自己認識を高めるためには、内省や自己観察を行うことが役立ちます。
自分自身の感情や反応に対して繊細な意識を持ち、自己分析を行うことで、なぜ他の人から見られている感覚が生じるのかを理解できます。
そして、自己受容もまた重要な要素です。
HSPは他の人からの評価や反応に敏感になりがちですが、自分自身を受け入れることで自己肯定感を高めることができます。
自分がHSPであることを受け入れ、それをポジティブな特性と捉えることで、他の人からの視線や評価に対してより健全なアプローチを取ることができます。
自己認識と自己受容の向上は、HSPが他の人から見られている感覚に対処するための重要なステップであり、他の人の評価や反応に左右されずに自己を受け入れることができます。
自己肯定感の構築や心理的なアプローチの活用
自己肯定感の構築は、HSPが自己を受け入れ、自分自身に自信を持つための重要な要素です。
- 自己受容と自己評価:HSPであることを受け入れ、それをポジティブな特性として捉えることが重要です。自己評価においては、自分の強みや価値を認識し、自分自身に対して優しい言葉や肯定的な言葉を使うことが助けとなります。
- ミスや失敗の受け入れ:HSPはパーフェクトを目指す傾向がありますが、完璧を求めすぎることはストレスを引き起こす原因となります。ミスや失敗を受け入れ、成長の機会と捉えることで、自己肯定感を高めることができます。
- 自己ケアとストレス管理:HSPは外部の刺激に対して敏感であるため、ストレス管理が重要です。自己ケアの時間を作り、リラックスやメンタルヘルスのケアに取り組むことで、自己肯定感を向上させることができます。
また、心理的なアプローチを活用することも有益です。
- ポジティブな思考の促進:ポジティブな思考パターンを育むために、感謝の実践や自己啓発の活動を取り入れましょう。自分自身や周囲の良い面に焦点を当てることで、自己肯定感を高めることができます。
- 自己表現とコミュニケーションスキルの向上:自分の感情や意見を適切に表現することで、自己肯定感を強化することができます。コミュニケーションスキルの向上を図り、他の人との関係をより健全に築くことも重要です。
外部の音を遮断する
わたしは外に出ると様々な音に影響を受けてしまい、人の声がすると意識が声のする方へと向かってしまうことがあり、買い物や仕事に集中できなくなってしまいます。
その際にとても有効的だとかんじていることが”音を遮断すること”です。
イヤホンで好きな音楽を聴いていると、不思議と人の視線が気にならなくなり、買い物や仕事に集中することができます。
Amazon Music Unlimitedでは最新の音楽やヒーリングを聴くことができます。
わたしは外出時や寝る際に使っていますが、好きなアーティストの曲はもちろん流行りの音楽や癒しの音などを聴いてリラックスしています。
自分自身を受け入れ、自己価値を高めていきましょう
他の人から見られている感覚になる原因とは:まとめ
今回は『他の人から見られている感覚になる原因とは』についてお話しさせていただきました。
原因については
- 繊細な変化やサインを感じ取りやすい
- 自己認識や他人の反応に対する敏感さ
がありました。
対処法としては
- 自己認識と自己受容の向上
- 自己肯定感の構築や心理的なアプローチの活用
があり、自己肯定感を構築することが大切だと感じました。
HSPは、環境の刺激に敏感であるため、他の人よりも細かい変化やサインを感じやすい傾向があるから、自分が常に他の人から見られているような感覚になってしまうのではないのかと思いました。
意識を自分に向けることで、外からの見られ方が気にならないのではないかと思い、わたし自身できるところでは、実践するようにしています。
HSPであることを受け止め、自身のことを理解することで、少しずつでも人の目が気にならないようになっていくといいなと感じます。
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